私が学習塾を経営・運営する原点は、自分の経験にあります。実は、小学2年生から大手進学塾に通っていましたが、その頃から塾が大嫌いでした（笑）。塾嫌いな人間が塾を経営・運営するなんて不思議に思うかもしれませんが、それには理由があります。小学校の頃、「学校をつくろう」というシミュレーションゲームで遊ぶのが趣味で、周囲とは少し変わった行動をしていました。ゲームをしながら「もっとこうしたら良くなるのに」など、経営・運営視点でも考える癖がつき、それから、中学時代に寺子屋スタイルの個人塾に入り、塾に対するイメージが大きく変わりました。そこで恩師との出会いが今のコミットのバックボーンとなり、塾の本来あるべき姿を学びました。

　この経験から、「管理」「強制」「一方的」の3拍子揃った学習環境では生徒は成長しないと感じるようになり、「自分が嫌だったことを反面教師にした塾を作りたい」と強い思いが芽生えました。私自身、「嫌なこと」や「失敗」を逆手に取って改善しようとする性格なので、まずは大きな組織でNo.1の成果を上げてから独立する決意を固めました。そのために大手予備校に入社し、自分の想いや考えが市場で通用するか挑戦することにしました。

　大手予備校でのアドバイザー職や校舎責任者としての経験は、自分にとって良い環境でした。延べ3,000人以上の生徒を担当し、「大学受験」というフィールドで経験を積み、全国に約350校近くある予備校の中で最も生徒数が多く、最も指導実績が良く、No.1の校舎として数多くの表彰され続けました。そして、当時誓った「独立開業」する時期（35歳）が近づいてきて、大きな組織を離れて、日本で一番小さな塾・予備校「大学受験専門塾コミット」を希望ヶ丘の地で立ち上げることができました。

　大手予備校での経験を通じ、生徒にとって何が本当に大切なのかを深く学びました。この学びをもとに、コミットでは「少人数・定員制」と「完全個別指導スタイル」を採用し、大手塾・予備校では実現できない運営を行っています。ここに、コミットの価値が凝縮されています。生徒一人ひとりと真剣に向き合い、どこよりも「面倒見の良さ」を大切にしています。無駄を省き、効率的に学力向上と志望校合格を目指すことができるのが、コミットの最大の特徴です。

　一方で現代では、市販の参考書や映像教材は非常に高品質で、自分で学ぶことも可能です。しかし、それだけでは不十分であり、どんなに優れた教材や映像教材を使っても、自分に合った正しい学習法が身につけられなければ十分な成果を得ることはでません。学びを継続し、理解を深めるためには「人によるサポート」が必要です。生徒は受験勉強だけでなく、日常生活、部活動、アルバイト、人間関係にも悩み、そうした中で「大学受験」という大きな挑戦に立ち向かっています。
だからこそ、私たちは常に「自分の子供や自分自身が本当に通いたい塾はどんな場所か？」と問い続け、塾の運営に改善を重ねています。そして、生徒の声に耳を傾け、より良い塾づくりに取り組んでいます。

　コミットのコンセプトは「イチにこだわり、とことん面倒見の良い塾」です。管理や強制、一方的な指導を望む生徒は、コミットを選ばないかもしれません。希望ヶ丘の地にしかない小さな塾ですが、他には真似できない、「本質」を突き詰めた教育サービスを提供します。

　実現に向けて必ずコミットメントします。

　「少人数・定員制」を採用しているため、一人ひとりの生徒に徹底的に向き合い、個別に深く入り込んだマネジメントが可能です。代表者が全生徒を専任し、大学受験アドバイザーとともに、少なくとも2人以上が生徒を担当しサポートします。これまでに3,000人以上の生徒を合格に導いた経験と実績は誰にも負けません。どんな生徒でも受け入れる準備が整っています。また、大学受験アドバイザーは、現役大学生や大学院生を採用しています。コミット卒業生であり、コミット式メソッドを誰よりも理解している強みがあります。また、自身の受験経験を生かして、生徒との良好な距離感を築きながら、きめ細やかなサポートを提供しています。

　学習環境も充実しており、生徒が毎日集中して取り組めるよう、「自分専用ブース」を完備した自習室があります。また、一流講師による映像授業（「学びエイド」や「スタディサプリ」など）を効果的に活用する方法を指導したり、質の高い学びを提供しています。さらに、市販の参考書を最大限に活用し、無駄のない学習計画を立案した上で、それを基にした継続的な学習マネジメントを行っています。

　コミットは「インプットとアウトプットのバランスが良い」と、同業他社や教育業界からも高く評価されています。すべては「少人数・定員制」の強みを最大限に活かすことで、他の塾には真似できない「面倒見の良さ」を実現し、生徒一人ひとりの成長をしっかりと支えています。